懐中電灯…
東京に住んでいたころ、よく電車を利用していたのだが、その時一番怖いと思っていたのが地下鉄…。
ここで何かが起きて閉じ込められたら、停電して真っ暗になったら、といつも考えていた。。
線路を歩いて避難する場合、銀座線(あまり利用しなかったので当時は知らなかったが丸の内線も)は線路の端で感電すると危ないから真ん中を歩くとか、海外旅行に行く時に用意したトラベラー(十徳ナイフ)やマッチ、絆創膏にティッシュも日ごろから携帯していた。
ただの怖がりと言ったらそれまで(笑)なのだが、11年前には停電が長期にあったので、いよいよ現実味が増して、家族全員に二つずつ小さな懐中電灯を用意した。携帯用と枕元用。。
300円くらいのおもちゃみたいな手のひらサイズの懐中電灯。
それでも優秀で、ソーラーと手回しで充電が出来る。
10年経った今、手回しハンドルが取れてしまったりしたものもあるが、それでもいざ!っとなった時に少しでも明るいと思えたのは、暗くて見えないということに恐怖を感じてしまう私には大きな支えだった。
景品として作られたであろうこの懐中電灯だが、小さいし軽いし電池や充電も何もいらないし、10年経っても変わらずに使えるし、とてもいい出合いの名品となっている。。